2013年3月2日土曜日

レビュー:余市1987 22年 シングル・カスク あたたかさと安らぎ

余市1987 22年 シングル・カスク(Yoichi 1987 22yo Single Cask)を飲んだ。87点。
「1987」といえば、ウィスキーのワールドカップと言えるWWA(ワールド・ウィスキー・アワード)で2008年に世界No.1を獲得したウィスキーが余市「1987」だった。世界に「ジャパニーズ・ウィスキーここにあり」と初めて存在感を示した伝説的なウィスキーだ。日本に本格的なウィスキーをもたらした竹鶴政孝が生きていたなら、どんな想いであっただろうか。彼はサントリー(当時:寿屋)で山崎蒸留所を立ち上げた後、どうしても北の大地に蒸留所を作り上げる理想を捨てられず、自分で会社を興し、余市蒸留所を立ち上げたのだ。
今回の余市は、WWAでNo.1を獲ったものと全く同じではないが、同じ仕込み年(1987)だったので、グラスを傾けながら上記のように思いを馳せてみた。先人達に感謝をしながら・・。


【評価】
華奢なグラスが鼻の奥まで、甘くメロウな香りを届ける。優しくそよ風が囁く。真綿で包まれた木。ドライフルーツ。静かに波音が聴こえ、樹液が染み出す。
目を閉じて琥珀色の液体を少量、口に流し込み舌全体で味わうと、清涼感のある甘みを感じる。味が広がり、暖炉にくべた木、白檀の高貴さを感じ、同時に丸太の無骨さのような主張を受け取る。飲み込めば、アルコールが身体を温める。
寒い冬の日にどうか一杯、あたたかさと安らぎを与えるためにください、と頼みたくなるウィスキー。

【Kawasaki Point】
87point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:余市1987 22年 シングル・カスク
地域:余市、北海道、Yoichi, Hokkaido
樽:Oak, Sherry, オーク、シェリー
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル


熟成の歴史を感じる琥珀色

丸太の無骨さのような主張を受け取る

WWAで世界最高峰を達成した翌年にボトリングされている

札幌から北西へ約40km。厳しい寒さの余市蒸留所の場所をマップで確かめてほしい。

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