レビュー:カリラ22年 ケイデンヘッド 石の寡黙さ

WILLIAM CADENHEADのCAOL ILA 22yo(ウィリアム・ケイデンヘッドのカリラ22年熟成)を飲んだ。87点。
ケイデンヘッドは老舗のボトラー。

アイラ島のカリラ、どのような表情を見せてくれるのか。

【評価】
グラスから立ち上る香りは、雨上がりのウッドデッキ、線香と灰。灰の向こうに複数の果物。ライトアップされた橋。暗闇の中で最低限のラインが浮かび上がっていて、海からの潮風が髪をそよぐ。
口に含んだ印象は、冷たい御影石の上に手をおいて、果物を眺めながら葉巻に火をつけようとしている。木の椅子に座っている。
フルーティな余韻を残しながら、石のような寡黙さ。花のようであり、石のようであるウィスキー。

【Kawasaki Point】
87point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄: CAOL ILA 22yo(カリラ22年熟成)
地域:Islay (アイラ)
樽: Bourbon, Oak  バーボン、オーク
ボトル:WILLIAM CADENHEAD, ウィリアム・ケイデンヘッド

長熟(22年)のカリラはどこかフルーティ
ライトアップされた夜の橋のような、潮風を感じる香り
フルーティな余韻を残しながらも、
石のような寡黙さも持っている

カリラ蒸留所は海峡に位置している。「Caol Ila」とはゲール語で「アイラ海峡」のこと。

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