レビュー:ローズバンク1990 21年 SMWS 25.63 横長の風景画

Rosebank 1990 21yo SMWS 25.63(スコッチ・モルト・ウィスキー・ソサエティのローズバンク 1990 21年熟成 )を飲んだ。86点。
ローズバンクといえば、ローランド地域の今はもう閉鎖した蒸留所だ。このボトルは、世界一のウィスキー愛好家団体であるソサエティが所有している樽からのリリース。やがて、時が経てばストックも尽き、いつかは飲めなくなる酒だ。

尽きていくウィスキーもあれば、生まれてくるウィスキーもある。
今まさにこのときに飲める仕合せというものを、たまに感じることもある。


【評価】
グラスから立ち上る香りから想起する風景――黄金色の麦畑を撫でた風が、スパイスとイチゴを連れて来る。
口に含めば、舌触りはすこしだけざらつき、なめらか。木の甘みと旨み。麦とイチゴ。余韻はふくよかで、画角が横長の風景画を見ているかのようなゆったりとした気持ちになるウィスキー。

【Kawasaki Point】
86point

【基本データ】
銘柄:Rosebank 1990 21yo SMWS 25.63(スコッチ・モルト・ウィスキー・ソサエティのローズバンク 1990 21年熟成)
地域:Lowlands, ローランド
樽: Refill Hogshead, Bourbon,  ホグスヘッド リフィル、バーボン
ボトル:Scotch Malt Wisky Society スコッチ・モルト・ウィスキー・ソサエティ

SMWSのコードで25はローズバンク
63番目のリリースは
フランス語で「梨と胡椒」

21年熟成

リフィルバーボンホグスヘッド
ソサエティのボトルはいつも樽出しのままだ

黄金色の麦畑を撫でた風が、
スパイスとイチゴを連れて来る

舌触りはすこしだけざらつき、なめらか

横長の風景画を見ているかのような

今はなきローズバンク蒸留所の位置を地図で確かめてみて。

大きな地図で見る


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