レビュー:カバラン ソリスト フィノ 春の陽射しが集まって・・・

KAVALAN SOLIST FINO(カバラン ソリスト フィノ)を飲んだ。87点。
カバラン(カヴァラン)は、台湾の蒸留所のウィスキーだ。亜熱帯の台湾でどのようなウィスキーづくりが可能となるのか。なんでも、熟成は早くすすむらしい。しかし、成長を早めた分、熟成の質が、深みが物足りなくなるのでは・・・と思われがちでもある。ところがこのシェリー(の中でもフィノ)樽で熟成された一本は・・・・・、さてはて香味やいかに。

カバラン ソリスト フィノ

【評価】
グラスに鼻を近づければ、あまい香りの中に、ジンジャーのスパイス。春の若草(芽吹きはじめ)。陽気な弦楽を奏でそうな。不思議な三重奏。明らかだがふくよかな調和。
口に含めば、春の陽射しが集まってとろけて蜂蜜になり舌の上に垂れてきたかのような。クリスタルボールに野原の風景を映して、それをいっぺんに味わったような。土の香りもあり、どっしりしている。
確かに感じる不思議な調和。

※カヴァランは注目すべきニューワールド・ウィスキーで、既にその個性を確立しているといえるだろう。

【Kawasaki Point】
87point

【基本データ】
銘柄:KAVALAN SOLIST FINO(カバラン ソリスト フィノ)
地域:Taiwan 台湾
樽: Sherry(FINO), Oak  シェリー、オーク
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル

特徴的なロゴ

ソリストのシリーズはカスクストレングスのようだ


確かに感じる不思議な調和

漢字って面白い

カバランの蒸留所はこちら。地図を拡大して台湾を旅してみては。




0 件のコメント:

コメントを投稿