2014年11月16日日曜日

レビュー:ボウモア スプリングタイド 甘くしびれを・・・

BOWMORE SPRINGTIDE(ボウモア スプリングタイド)を飲んだ。86点。
このスプリングタイドのように、タイトルの後に熟成年数の表記が続かないシングルモルトウィスキーが増えている。シングルモルトウィスキーは「タイトル n年熟成」といったように熟成年数を示すものが今でも大半なのだが、世界的な原酒不足で“年数くくり”では供給が難しくなってきたことや、そもそも熟成年数=香味の価値とは限らないことから、ブレンデッドウィスキーのように、「タイトルのみ」表記が増えている。
(参考:シングルモルトと、ブレンデッドウィスキーの違いとは?

これは良いことだろう。熟成年数が少ない原酒のみが持ちえる良さと、多い原酒のみが持ちえる良さを幅広く選択することにつながるからだ。画家が絵を描くときに、手元の絵具をぜんぶ好きなように使えるように、ウィスキーのブレンダーも原酒を自由に使える。年数という縛りから解放された新たなシングルモルトウィスキーが生まれることを期待できる。

さて、少々細かい話をしてしまったが、このボウモアの香味はどうだろうか?

ボウモア スプリングタイド

【評価】
グラスから立ち上るのは、初夏の土の香り。甘くしびれをもたらす危険な香り。和紙を幾重にもかさねた上の雛菓子。
口に含む。新聞紙を燃やした後のような情熱的な灰っぽさ。甘いスイカ。スッキリとしている。夏の夜の海岸の涼しさ。
そのまま顔を上げて、星座を探す旅に出る。夏の一夜を切り取ったウィスキー。

【Kawasaki Point】
86point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:BOWMORE SPRINGTIDE(ボウモア スプリングタイド)
地域:Islay, アイラ
樽:Oak,  Oloroso Sherry, オーク、オロロソシェリー
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル

初夏の土の香り。甘くしびれをもたらす危険な香り。

説明によれば、
太陽と月と地球が整列した大潮(スプリングタイド)のときに
蒸留した原酒を使用しているようだ。

ボトルキャップにはウィスキー好きが愛してやまないアイラ島が描かれている

ボウモア蒸溜所から「スプリングタイド」というタイトルで
リリースされた年数表記のないボトル

情熱的な灰っぽさ。甘いスイカ



ボウモア蒸溜所のウィスキーから海の香がするのはなぜか?それは、蒸溜所が海辺だから。





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