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レビュー:ASAMA(軽井沢) 2000 12年 けだるい午後を・・・

ASAMA(軽井沢) 1999/2000 12年熟成(ASAMA by Karuizawa 1999/2000 12yo)を飲んだ。89点。
軽井沢蒸溜所といえば、2000年に蒸留を終え、2012年に完全閉鎖した蒸溜所だ。蔦(ツタ)で覆われた蔵で原酒を熟成していた、なんとも情緒ある蒸溜所であったらしい。
このボトルは最後の蒸留年2000年と、その前年の1999年の原酒を用いていて、英国に本拠地を置くナンバーワンドリンクスというボトラーがリリースしたもの。需要と供給の関係はいつも皮肉なもので、閉鎖した蒸溜所の「もう手に入らない」ウィスキーほど、高価になるようだ。

さて、このウィスキーの由来も市場での価値も横において、目を閉じてただ味わってみよう。

ASAMA 50.5 軽井沢蒸溜所

【評価】
グラスを傾け、鼻に近づける。甘美で、薄く切ったオレンジピールを乗っけた生チョコような上品さ。洋々と、滔々と溢れ出る豊かな樽の香り。
口に含めば、完熟のオレンジの皮をつねったときに少しだけ散る果汁と、ダークチョコ。
籐のゆれる椅子にすわって、けだるい午後を過ごそう。

【Kawasaki Point】
89point

【基本データ】
銘柄:ASAMA(軽井沢) 1999/2000 12年熟成(ASAMA by Karuizawa 1999/2000 12yo)
地域:Japan, 日本
樽:Oak, Sherry, オーク、Sherry
ボトル:Number One Drinks ナンバーワンドリンクス

日本のウィスキーをヨーロッパに紹介するNumber One Drinks 「一番」のロゴ

浅間山のシエルエット、軽井沢蒸溜所


甘美で、薄く切ったオレンジピールを乗っけた生チョコ

滔々と溢れ出る豊かな樽の香り

籐のゆれる椅子にすわって、けだるい午後を過ごそう