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レビュー番外編:ジャック・ダニエル・ハニー 夢の国の・・・

JACK DANIEL's Tennessee HONEY(ジャック・ダニエル・テネシー・ハニー)を飲んだ。厳密にはウィスキーでないため点数はつけず。
フレーバード・ウィスキーと呼ばれている、ウィスキーにフレーバーを加えたもので、表示を見れば「リキュール」となっている。飲みやすさを意識してつくられた商品だ。ウィスキーへのとっかかりを増やすための、ひとつの答えだと思う。

香味については後述するが、ウィスキーに馴染みのない方や、甘めのお酒が好き!という方には良いだろう。バーで何かお願いしたいけれど、少しほかの人と違ったものがいい、というときには。

ジャック・ダニエルのハニー

【評価】
香りは、ハニーにペッパーが効いている。焦がしたバニラ。
口に含めば、甘い蜂蜜を口の中に入れて回し、焦げたメープルシロップ、消毒液。
夢のような味わい。

※夢の国で提供されるポップコーンに似た味。ジャックダニエルベースであることはわかる。
  あのポップコーンが好きな人はいいかもしれない。

【Kawasaki Point】
-point
※ウィスキーではなく、ウィスキーベースのリキュールのため点数はつけず。

【基本データ】
銘柄:JACK DANIEL's Tennessee HONEY(ジャック・ダニエル・テネシー・ハニー)
地域:America, アメリカ
樽:Oak, オーク
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル


ゴールドの箔押しで、ハチが描かれている



焦がしたバニラ。
焦げたメープルシロップ、消毒液

このあたりにジャックダニエルの蒸留所がある。

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レビュー:モートラック2008 ザ・ファースト・ドロップ ~ウィスキー誕生前夜~

MORTLACH The First Drop 2008(モートラック ザ・ファースト・ドロップ 2008)を飲んだ。熟成していないで点数はつけず。
このウィスキーはいわゆる「ニューポット」というやつだ。ニューポットとは、樽に入れて熟成させる前のウィスキー。だから、液体はいつものあの琥珀色ではなく、透明だ。樽で熟成させてはじめてウィスキーと呼べるのだけれども、このニューポットは逆に「ウィスキー誕生前夜」を知ることが出来る通なアイテムといえる。(特にモートラックは「ジョニー・ウォーカー」の原酒として知られる)さて、ウィスキー誕生前夜の香りと味やいかに。




【評価】
香りは、麦の甘みと酸味。温度でいうなら“ぬる目”。麦を感じる部分は穏やかでロマンティックだが、同時に旨みより酸味が強いため、全体の香りのバランスは荒々しい。
恐る恐る口に含めば、強烈な麦の香りの主張。後味は穏やかな味わい。オイリーさ、粋なアルコール、ムンムンとした少し暑い日の麦畑。
ウィスキー好きのための麦の酒。(これが樽で熟成されてウィスキーとなるのだ)

【Kawasaki Point】
-point
※ニューポットは熟成させていないので、点数はつけない。

【基本データ】
銘柄:MORTLACH The First Drop 2008(モートラック ザ・ファースト・ドロップ 2008)
地域:Highland, ハイランド
樽:-
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル

色は無色透明
麦を感じる部分は穏やかでロマンティックだが、
同時に旨みより酸味が強い

モートラック蒸留所の位置を地図で確かめてほしい。モートラックはゲール語で「お椀状のくぼ地」の意味。

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レビュー:ブラックニッカ ハイボール(缶)


ブラックニッカ ハイボール(缶)を飲んだ。缶の商品には点を付けないのでポイントなし。
いわゆる「ヒゲのハイボール」、角ハイボールのライバルだが、流通量は角の方が上。


【評価】
鼻を近づければ、レモンの香りの奥に麦。そのコクはギリギリの線でバランスを保ち、えぐみになっていない。しかし缶の香り。
口に含めば、炭酸と程よい甘み、缶の苦味を経由して、後味に麦が口の中全体に拡がり立体感を思わせる。
コンセプトは分かるが、缶でなければいいのに、と考えてしまうハイボール。

【Kawasaki Point】
-point(ポイントなし)
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:ブラックニッカ ハイボール(缶)
地域:日本 (余市と宮城)
樽:バーボンなど
ボトル:オフィシャルボトル


ヒゲのハイボール

後味に麦が口の中全体に拡がり立体感を思わせる



レビュー:白ハイボール(缶) 潔さあっぱれ

白ハイボール(缶)を飲んだ。缶の商品には点を付けないのでポイントなし。
あまりウィスキーのイメージのないKIRINからリリースされている。
その味と香りは意外にも・・・・。詳しくは後述。


【評価】
香りはキウイフルーツ、イチゴジャムの乗った焼き菓子、イチジクのジャム。
口に含めば、まろやかな燻製の煙と、フルーティさが同居する。後味にかすかに麦の香り。
白ワインのようでそうでないのは、後味のにがみと麦の焼いた香りがあるからだろう。
缶のハイボールの中ではバツグンの出来(今回、過去の記事:角ハイボール 濃いめに与えた「缶の限界までいったウィスキー」という評価は撤回する)。これなら食事時に買って飲んでも良いと思わせるレベル。サラダにも合うだろうし、チーズを焼いた料理にも合うだろう。

この商品ではホワイトドックといって、樽で熟成させる前のウィスキーを使用しているそうだ(ウィスキー好きの人にとっては「ニューポット」という表現のほうがピンとくるのでは)。なるほど、そのせいで麦の香りがちゃんとあるのか、と納得。
通常、缶の商品はコストを抑えるため熟成年数の若いウィスキーを使わざるを得ないだろう。そうすると、普段しっかりと熟成されたウィスキーを飲んでいる人は満足できない。それならいっそ樽熟成を省いて、ニューポットで勝負、これで味をまとめる、という潔さはなかなか天晴れだ。

【Kawasaki Point】
-point(ポイントなし)
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:白ハイボール
地域:日本 (富士御殿場蒸留所・・かな?)
樽:なし(ニューポットのため)
ボトル:オフィシャルボトル



香りはキウイフルーツ、イチゴジャムの乗った焼き菓子

ニューポットで勝負の潔さはなかなか天晴れ

燻製の煙と、フルーティさが同居


レビュー:トリスハイボール缶

トリスハイボール缶を飲んだ。ポイントなし。
缶に描かれたアンクル・トリスが有名。その缶の香りやいかに。

【評価】
香りをかげば、ラムネソーダ、若干の華やかさ。
口に含めば、ほんのり甘く、にがみがバランスよく効いている。
お菓子のラムネがアルコールをまとったウィスキー。・・というか、ウィスキー味のラムネソーダ。

【Kawasaki Point】
-point(ポイントなし)
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:トリスハイボール缶
地域:日本
樽:不明
ボトル:オフィシャルボトル


お菓子のラムネがアルコールをまとっている


レビュー:角ハイボール缶 濃いめ

角ハイボール缶 濃いめを飲んだ。ポイントなし。
角ハイボール缶に続いてのレビュー)


【評価】
香りに集中すれば、クリア、薄い森林。
コクがあり、苦味が柔らかい。鉄の味だが、まろやかさをつれてくる。あっさりとした爽やかな後味。
角ハイボール缶よりも飲み物として完成されている。アルコールと炭酸とウィスキー風味、そしてコストのバランスが良く考えられた、缶の限界までいった(2/10 レビュー:白ハイボール(缶)で「バツグンの出来」という表現を与えたのでこの表現は撤回)ウィスキー。

【Kawasaki Point】
-point(ポイントなし)
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:角ハイボール缶
地域:日本
樽:不明
ボトル:オフィシャルボトル


鉄の味だが、まろやかさをつれてくる


レビュー:角ハイボール缶

角ハイボール缶を飲んだ。Pointなし。
コンビニのお酒コーナーに並ぶ飲み物として独自の地位を築いている。その香りやいかに。

【評価】
グラスに顔を近づければ、いわゆるアルコール臭、線香と水仙、ほんのり煙たい。夏祭り、ヨーヨー釣りと金魚すくい。
口に含むと煙たさが拡がる。苦味はタバコの煙。缶の味。のどごしは鉄の味。くぐもったフルーツの香り。
苦味がうまみに昇華できていないウィスキー。・・ウィスキーというより、ビールの変り種。
キレイな女優さんに出されたらガマンして飲みたい。

【Kawasaki Point】
-point(ポイントなし)
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:角ハイボール缶
地域:日本
樽:不明
ボトル:オフィシャルボトル


いわゆるアルコール臭、線香と水仙、ほんのり煙たい。

苦味はタバコの煙。缶の味。

キレイな女優さんに出されたら・・・