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レビュー:カリラ15年 80年代 熱く、端正で、馥郁たる・・

Caol iLa 15yo '80s(カリラ 1980年代 15年熟成)を飲んだ。84点。
いわゆるオールドボトルである。オールドボトルって旨いんですか?という質問がある。これは難しい質問だ。一般的に言って、オールドボトルは香味の点では新しいものに比べて不利である。保存状態によりその味わいは大きく異なるからだ。しかし「今はもうない香味」がそこにある限り、味わってみたいという魅力は尽きない。

80年代のカリラ

【評価】
グラスに鼻を近づければ、華やかな奥にほんのり焦がした麦の酸味、少し鼻に突撃するアルコール、主張があるのにふくよか。したがって奥行きがある。
口に含めば、熱く主張するアルコールに、焦がし麦の香りがすぐに追っかけてくる。熱く、端正で、馥郁たる後味のバックボーンがある。ピーティさは消えていないが、溶かされて、ほかの香りと融合している。
麦と馥郁たる香りのウィスキー。

【Kawasaki Point】
84point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:Caol iLa 15yo '80s(カリラ 1980年代 15年熟成)
地域:Islay, アイラ
樽:Oak, Bourbon,  オーク、バーボン
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル

「今はもうない香味」がそこにある限り

主張があるのにふくよか。したがって奥行きがある。

麦と馥郁たる香りのウィスキー


イギリスはアイラ島のカリラ蒸留所。カリラという言葉は海峡のことを指している。

レビュー:カリラ12年 心を溶かすウィスキー

CAOL ILA 12yo (カリラ12年熟成)を飲んだ。89点。
ゆっくり時間をかけ、味わって飲んでほしいウィスキーのひとつ。


【評価】
グラスを傾け、鼻を近づければ、スモーキーな塩。甘い柑橘の香り。いぶした鮭の皮。黄色のマーガレット。ざらつきやトゲを感じるものの、甘さが調和し、心地よい。
口に含めば、煙突の煙が広がる。そのすぐあとに広がる花のうまみが滑らかで、このギャップにより魂がほだされる。
煙たさと滑らかさ、熱さと冷たさのギャップを包含している、心を溶かすウィスキー。

【Kawasaki Point】
89point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:CAOL ILA 12yo (カリラ12年熟成)
地域:Islay, アイラ
樽:Oak, Bourbon,  オーク、バーボン
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル

ウィスキーを飲むときはチェイサー(水)を忘れずに。
このカリラはあともう少し・・・

CAOLILAを注ぐ・・

スモーキーな塩。甘い柑橘の香り。

煙のすぐあとに広がる花のうまみが滑らか

心を溶かすウィスキー

イギリスはアイラ島とジュラ島の間の「アイラ海峡」に位置するカリラ蒸留所。
カリラからただよう潮の香りはこの海の香りだ。

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レビュー:カリラ DE モスカテル・カスク

Distillers EditionのCAOL ILA (カリラ) 12年、モスカテル・カスクを飲んだ。88点。


【評価】
しとやかな甘みが、まろやかなピーティーさと混じり、山荘の香り。
口に含むと、舌全体を円やかに包み込む。麦の香ばしいコクで、魔法の絨毯に乗っているかのようなふわふわした感覚を与え、最後にピリピリとした刺激を与えながら、古い本のような香りを残す。

【Kawasaki Point】
88point

【基本データ】
銘柄:CAOL ILA Distillers Edition (カリラ ディスティラーズ エディション 12年)
地域:Islay アイラ
樽: Moscatel Sherry, モスカテル シェリー
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル



カリラ ディスティラーズ エディションは、モスカテル・カスクによる二段熟成。
とてもカリラらしい、カリラ。ファンタジックで洗練されている。


カリラ(CAOL ILA)はゲール語で、アイラ海峡。地図で確認してみて。

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