Yuji Kawasaki そのウィスキーをもう一杯

レビュー:グレントファーズ 1991 18yo  熱を連れてくる・・・

GLENTAUCHERS 1991 18yo by Gordon&Macphail(ゴードン&マクファイルからグレントファーズ1991 18年熟成)を飲んだ。83点。

グレントファーズ(グレントハース)は、有名なブレンデッド・ウィスキーのバランタインを構成するモルトのひとつだ(そのほかにはティーチャーズやBlack&White)。シングルモルトとしては、ボトラーズのゴードン&マクファイルから世に出てくることがあるようだ。

さて、このボトルはどんな香味だろうか。

G&M グレントファーズ 1991-2010 18年熟成

【評価】
グラスをそっと鼻に近づける。春の花畑に、小さな黒板、彼はチョークで何を計算しているのか。小さな蝶がひらひら舞って、ふと手を止める。案外、蝶は規則的な動き方をしているな、と思う。
口に含む。海から運ばれてくる風が、熱を連れてくる。温度差か気圧がこの動きをもたらすのか。海の想像をする。広げたシートの下の柔らかな土を両手で感じる。
ほのかな春の香り。いそがしい頭の中。

【Kawasaki Point】
83point

【基本データ】
銘柄:GLENTAUCHERS 1991 18yo(グレントファーズ 1991 19年熟成)
地域:Highland(ハイランド)
樽: Bourbon(バーボン)
ボトル:Gordon & Macphail(ゴードン & マクファイル)

ゴードン&マクファイルのボトリング グレントファーズ

春の花畑に、小さな黒板

海から運ばれてくる風が、熱を連れてくる

ほのかな春の香り



Yuji Kawasaki そのウィスキーをもう一杯

レビュー:アバフェルディ 1991 21yo 丸くて小さなテーブルに・・・

ABERFELDY 1991 21yo by Gordon & Macphail Series Connoisseurs Choice(ゴードンマ&クファイルのコニサーズチョイスシリーズから、アバフェルディ1991 21年熟成)を飲んだ。82点。

ブレンデッド・ウィスキーの「デュワーズ」のキーモルトとして知られるアバフェルディ。シングル・モルトとしてもときどきお目見えする。

さて、このボトルはどんな香味だろうか。

アバフェルディ 1991-2012 21年熟

【評価】
グラスから立ち上る香りは、秋が始まろうとしている湖畔の夕どき。風にそよぐ麦。水面は紅く光り輝く。鳥の声、静かな気持ち。
グラスを傾け液体を口に含む。小屋に入る。丸くて小さなテーブルに用意されたお菓子。杏のジャムのクッキー。あまりに甘い。
祖母と過ごす、安らぎの休暇。

【Kawasaki Point】
82point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:Aberfeldy 1991(アバフェルディ 1991)
地域:Highland(ハイランド)
樽: Bourbon(バーボン)
ボトル:Gordon & Macphail(ゴードン & マクファイル)


秋が始まろうとしている湖畔の夕どき。

風にそよぐ麦。水面は紅く光り輝く。鳥の声、静かな気持ち。

丸くて小さなテーブルに用意されたお菓子。



Yuji Kawasaki そのウィスキーをもう一杯

レビュー:オクトモア 08.1 古いビートルで駆け抜ける・・・

Octomore 08.1 Scottish Barley(オクトモア8.1 スコティッシュ・バーレイ)を飲んだ。88点。

8年熟成の短熟のこのウィスキーのボトルには、SUPER-HEAVILY PEATED(超重厚なピート)とある。とてもスモーキー、煙っぽいということだ。
この銘柄は世界で一番ピーティーな銘柄だ。黒く背の高いボトルが存在感を放つ。

さて、どんな香味だろうか。

美しいシルエットのオクトモア08.1

【評価】
グラスに鼻を近づけそっと息を吸い込む。遺跡を巡る、神秘的な旅。そよ風に麦がなびいている。オレンジを片手に古いビートルで駆け抜ける。
グラスを傾けそっと口に注ぎ込むと・・・。パイプに火をつけて。車に寄りかかって、青い空を眺める。何もない自然の景色。
男、独り、夏の旅。

【Kawasaki Point】
88point

【基本データ】
銘柄:Octomore 08.1 Scottish Barley(オクトモア8.1 スコティッシュ・バーレイ)
地域:Islay(アイラ島)
樽: Bourbon(バーボン)
ボトル:Distillery Bottle(オフィシャル)

2018年の1本目のリリース

8年熟成 ブルイックラディ蒸留所

「08.1」

煙たさを示すフェノール値は167ppm。煙たすぎてあんまり意味のない数値。
オクトモアの持つ記録を、オクトモアが更新していく

アルコール ボリュームもかなりある

ブルイックラディのロゴ

遺跡を巡る、神秘的な旅。

オレンジを片手に古いビートルで駆け抜ける。

男、独り、夏の旅。




Yuji Kawasaki そのウィスキーをもう一杯

レビュー:インヴァーリーブン1991 15yo 揺れる船の中の窓から・・・

Inverleven 1991 15yo by Gordon & Macphail(ゴードンマクファイルのインヴァーリーブン1991 15年熟成)を飲んだ。78点。

Inverleven(インヴァーリーブン)は1991年にすでに閉鎖した蒸留所だ。スコットランドのローランドに位置し、バランタインの原酒のひとつとして使用されていたようだ。すでに閉鎖されていることもあり、シングルモルト(※)で出てくることはあまりないだろう。このボトルの原種は閉鎖された年のもの。(※参考:ウィスキーのシングル・モルトとは何か?)

さて、どのような香味だろうか。

インヴァーリーブン 1991 15年熟成

【評価】
グラスを揺らし、目を閉じ、鼻に近づける。揺れる船の中の窓から、夜の海を眺める。ランプ、蝋燭、洋ナシ。
口に含む。ただただクリスマスプレゼントを待つ少女、それを眺める両親の幸せな眼差し。絨毯の温かみ。

【Kawasaki Point】
78point

【基本データ】
銘柄:Inverleven 1991 15yo(インヴァーリーブン 1991 15年熟成)
地域:Lowland(ローランド)
樽: Bourbon(バーボン)
ボトル:Gordon & Macphail(ゴードン&マクファイル)

Single Lowland Malt Scotch Whisky

Inverlevenの閉鎖の年である1991年の蒸留

ランプ、蝋燭、洋ナシ。

絨毯の温かみ



Yuji Kawasaki そのウィスキーをもう一杯

レビュー:ラフロイグ2000 16yo 赤く燃える灰・・・

Laphroaig 2000 16yo by Douglas Laing's Series Old Particular(ラフロイグ2000 16年熟成 ダグラスレインのオールドパティキュラーシリーズ)を飲んだ。80点。

ラフロイグといえば、「Love or Hate」(大好きか大嫌いか)といわれる強烈な個性の銘柄として知られている。(ただ、不思議なことに個人的には「ラフロイグを大嫌い」という人にあまり出会ったことがない)

さて、このラフロイグはどのような個性だろうか。

ダグラスレイン ラフロイグ2000 16年熟成

【評価】
グラスから立ち上る香りは、分厚い煙の向こうの"かぼす"。アーモンドと灰と赤く燃える炭と、スタンウェイのピアノ。
口に含む。古い新聞に包まれた真鍮のブローチ。
石造りの階段をコツコツ登る。友人に会いに行く午後5時。

【Kawasaki Point】
80point

【基本データ】
銘柄: Laphroaig 2000 16yo(ラフロイグ 2000 16年熟成)
地域:Islay(アイラ島)
樽: Bourbon(バーボン)
ボトル:Douglas Laing(ダグラスレイン)

オールドパティキュラーシリーズは古風なラベル

分厚い煙の向こうの かぼす

友人に会いに行く午後5時






Yuji Kawasaki そのウィスキーをもう一杯

レビュー:グレンエルギン1995 21yo ドラゴンシリーズ 夜になっても・・・

Glen Elgin 1995 21yo Whisky Trail Dragon Series by ELIXIR Distillers(エリクサーディスラーズのウィスキートレイルのドラゴンシリーズ番目、グレンエルギン1995 21年熟成)を飲んだ。85点。

いろいろなラベルがあるが、ドラゴンとは、どのようなイメージだろうか。ファンタージの象徴か、恐怖の象徴か、それとも宝石を守る者なのか・・・

さて、このボトルはどのような香味だろうか。

グレンエルギン 1995蒸留 21年熟成

【評価】
グラスを近づければ、美しく解放的な香り。バナナ、オレンジ、ピーチ、そして、バナナ。またピーチか。夜になっても気温が下がらない南国。
口に含む。ほんのわずかにブラックペッパー。フルーツと、熱い風。
ファンタジーへ誘われる味。

【Kawasaki Point】
85point

【基本データ】
銘柄: Glen Elgin 1995 21yo(グレンエルギン 1995 21年熟成)
地域:Highland(ハイランド)
樽: Bourbon(バーボン)
ボトル:ELIXIR Distillers(エリクサーディスラーズ)

ドラゴンが飛んで行く

ウィスキートレイルのドラゴン5番目

1995年蒸留2017年ボトリング

EIXIR DISTILLERSはボトラーズだが近々蒸留所を持つらしい

おそろしいドラゴン

またピーチか。

夜になっても気温が下がらない南国。ファンタジーへいざなわれる。