レビュー:響 12年 小川を流れる桜の・・・

響12年熟成(Hibiki 12yo)を飲んだ。76点。

「響(ひびき)」といえば、日本を代表するブレンデッド・ウィスキーの銘柄だ。2009年に発売された12年がそのディフュージョンラインとしての役割も担っていたが、今年あらたに年数表記のない「JAPANESE HARMONY」がリリースされ、ポジションをより明確にしている。このリリースに伴い、12年には終売の噂がある。

昨今のウィスキーブームの原酒不足により、各社がラインナップの再編をおこなっている今、新たに生まれるウィスキーもあれば、去っていくウィスキーもあるようだ。

さて、響12年はどのような香味だろうか。


【評価】
グラスを傾け、そっと鼻から息を吸い込む。草とさくらんぼ。野焼き。小川を流れる桜の花びら。うぐいす。
口に含めば、しっとりと熱い。炎を見つめる。舟を漕ぐ。通奏低音としての千歳飴のような甘み。
苦みと渋みと甘みが入り混じる。

【Kawasaki Point】
76point

【基本データ】
銘柄:響12年熟成(Hibiki 12yo)
地域:Japan, 日本
樽:Oak, オーク
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル

ボトルキャップも『響』

これ以外にはない特徴的なボトル

ブランドにかける意気込みが伝わるエチケット

24面カットのボトル

小川を流れる桜の花びら

通奏低音としての千歳飴のような甘み







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