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レビュー:ラフロイグ2001 15yo BIG FISH Sand Shark

Laphroaig 2001 15yo BIG FISH Series "Sand Shark"(ビッグフィッシュシリーズのサンドシャーク、ラフロイグ 2001年蒸留 15年熟成)を飲んだ。56点。
ウィスク・イーのビッグフィッシュという新しいシリーズ。インパクトのあるラベルから「ところで、サメって魚なの?」とバーカウンターで話が盛り上がるかも知れない。

さて、どのような香味だろうか。


【評価】
グラスを近づければ、鼻先で灰。
口に含めば、海のダシ。
・・・どうしたのか。

【Kawasaki Point】
56point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄: Laphroaig 2001 15yo (ラフロイグ 2001年蒸留 15年熟成)
地域:Islay (アイラ島)
樽: Bourbon, Oak  バーボン、オーク
ボトル:Whisk-e, ウィスク・イー

インパクトのあるエチケットだ

今回はなんだか

ピンとこなかったな



レビュー:駒ヶ岳 ザ・リバイバル 2011 六月の雨上がり・・・

駒ヶ岳 ザ・リバイバル 2011(KOMAGADAKE THE REVIVAL 2011)を飲んだ。56点。

「駒ヶ岳」ブランドを生み出しているマルスウィスキーの生みの親は岩井喜一郎という人物だ。この人、“マッサン”として知られるジャパニーズウィスキーの父、竹鶴政孝と縁が深い。当時、竹鶴政孝をスコットランドへウィスキー留学させてくれた会社の上司が岩井喜一郎であったのだ。(そもそも政孝は岩井喜一郎を頼って摂津酒造に入社した)
ところで、ウィスキー蒸溜所の経営はギャンブルの要素が多く不安定だ。マルスウィスキーもしばらく蒸留をストップしていたが(その間も熟成させていた原酒でリリースはしていた)、2011年に19年ぶりに新規の蒸留を再開した。そして、蒸留再開後の初リリースがこのボトル。最低限の3年しか熟成させていないが、「REVIVAL(復活)」のネーミングにつくり手の意気込みがうかがえる。

さて、このボトルの香味はどうだろうか。

The Revival 2011 駒ヶ岳

【評価】
爽やかな麦の香りと強烈なアルコール!森林浴をしているような爽やかさの後ろに乳酸のうまみ。
六月の雨上がりの苔むす森林。爽やかでありながらも鮮烈な印象。
あぁ、ここにウィスキーが生まれてきたのか。

【Kawasaki Point】
56point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:駒ヶ岳 ザ・リバイバル 2011(KOMAGADAKE THE REVIVAL 2011)
地域:信州、Shinshu
樽:Oak, オーク
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル

マルスウィスキーのエンブレム

稜線をイメージしたエンボスの施されたボトル

6,000本限定

非常に若い色。美しい。









レビュー:ホワイト&マッカイ スペシャル 麦、青空、旅。

WHYTE & MACKAY SPECIAL(ホワイト&マッカイ スペシャル)を飲んだ。56点。
「ダブルライオン」のロゴで有名なこのブランドの一番の流通モデル「スペシャル」は、1本1,000円台のウィスキーだ。当ブログ1,000円台ウィスキーシリーズの第5弾。
さて、このボトルの香味はどうだろうか?

ホワイト&マッカイ スペシャル

【評価】
香りの刺激で浮かぶイメージは・・・、麦、青空、旅。川、別れ。雲。
そのまま口に含む。樽をごろーんと転がして。暗闇、湿り気、ひんやり。
ノートの切れ端に書いた、詩みたいな、思いつきの言葉みたいな。そんなウィスキー。

【Kawasaki Point】
56point

【基本データ】
銘柄:WHYTE & MACKAY SPECIAL(ホワイト&マッカイ スペシャル)
地域:Highland, ハイランド など
樽:Oak, Sherry, オーク、シェリー
ボトル:Blended, ブレンデッド

ボトルキャップもダブルライン

左には「ダブルマリッジブレンド」とある
ホワイト&マッカイの二段階熟成のこと

ダブルライオンブランド


麦、青空、旅。川、別れ。

詩みたいな、思いつきの言葉みたいな。






レビュー:余市12年 ピーティ&ソルティ 煙の中のシャケトバ・・・

余市12年熟成ピーティ&ソルティ(Yoichi 12yo Peaty & Salty)を飲んだ。56点。
このボトルは、余市蒸溜所限定で販売されているものだ。
その、香味やいかに。

余市12年熟成 ピーティ&ソルティ

【評価】
グラスから立ち上る香りは、煙の中のシャケトバ。
口に含めば、う〜ん、シャケトバを噛み締める。飲んだ後に口から煙が出てないだろうか。
お土産的ウィスキー。記念にどうぞ。

【Kawasaki Point】
56point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:余市12年熟成ピーティ&ソルティ(Yoichi 12yo Peaty & Salty)
地域:Japan, 日本
樽:Oak, オーク
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル


煙の中のシャケトバ

お土産的ウィスキー。度数は高めの55度。


余市蒸溜所の場所はこちら。





レビュー:マックミラ 初のスウェーデン・ウィスキー

MACMYRA THE 1st EDITION(マックミラ ザ・ファースト・エディション)を飲んだ。56点。
これは初めてのスウェディッシュ(スウェーデン生産)のウィスキー。なんでも仲間内で「スウェーデン産のウィスキーがなぜないんだろう」という話になり、「じゃ、つくろうぜ!」と盛り上がって本当につくったらしい。
ウィスキー好きにとっては夢のような話だが、さてはて、香味やいかに。

スウェーデンからやってきた「マックミラ」

【評価】
グラスから立上るのは、甘い麦、穏やかさ、若い熟成だからアルコールに乗って強烈なインパクトがあると思いきや、さわやかな風と空を感じる。ほのかにスモーク。
口に含めば、甘い、甘いが複数種の甘みで次々と誘惑される。ビターさもある。
可能性を感じるウィスキー。

【Kawasaki Point】
56point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:MACMYRA THE 1st EDITION(マックミラ ザ・ファースト・エディション)
地域:Sweden, スウェーデン
樽:Bourbon, バーボン
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル




「私たちは夢を追いかけて、
スウェーデン初のモルトウィスキーをつくりました」

甘い麦、穏やか

ボトルの底にもロゴマーク

さわやかな風と空
可能性を感じるウィスキー


スウェーデンのストックホルムの北に位置するマックミラ蒸留所を地図で確かめてみて。

大きな地図で見る



レビュー:ダルモア シガーモルト 葉巻とのマリアージュ

DALMORE CIGAR MALT(ダルモア シガーモルト)を飲んだ。56点。
ブレンダーはリチャード・パターソン。
シガー(葉巻)とご一緒にどうぞ、的なウィスキーだ。今回はたまたまパルタガスという種類の小さな葉巻(シガリロという)を吸っていたので、こちらとマリアージュ。

パルタガスとダルモア シガーモルトを合わせる(マリアージュ)

【評価】
グラスに鼻を近づければ、甘くふくよかで深みがある。そしてスパイシー。落ち着いた木の香り。今、まさに絞った果汁。
口に含めば、ゆっくり入ってきて、おお、スモーキー!深くシェリー樽に沈み込むかのよう。ピートというより葉巻のそれに近い。
葉巻好きにはお勧めできるが、一般的でない、そこが良いウィスキー。

(リチャード・パターソンの趣味的なウィスキーだ)

【Kawasaki Point】
56point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:DALMORE CIGAR MALT(ダルモア シガーモルト)
地域:Highland, ハイランド
樽:Oak, Bourbon オーク、バーボン
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル


この鹿のマークは、かつてダルモア蒸留所を所有していた一族の家紋に由来しているそうな

ここにも鹿






おお、スモーキー!

鹿のハンティングで有名なダルモア蒸留所の地域をマップで確かめて。
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レビュー:オールド グランドダッド 86 味わいの安定感

OLD GRAND DAD 86(オールド グランダッド86) を飲んだ。58点。
オールド・グランダッドは、アメリカのバーボンウィスキー。86というのはアルコールプルーフのことで、度数表示でいえば43度のこと。

1882年操業 オールド・グランダッド86


【評価】
グラスに鼻を近づければ、ふくよかな甘みと消毒液、笹の葉、焦がした木。
口に含めば、醤油みたいに染み出る木の旨み。硬い石の階段を上るような。堅牢さ、安定感がありつつ、鼻から抜けるわずかな清涼感。
香りというより、味わいの幅が広く、口の中で展開していくウィスキー。香りの展開はいまひとつである。

【Kawasaki Point】
58point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:OLD GRAND DAD 86(オールド グランダッド86)
地域:America, アメリカ
樽:Oak, オーク
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル

オールドグランダッドのボトルキャップ

Head Of The Bourbon Family

なで肩のボトル

グランドダッド(おじいちゃん)の肖像

ふくよかな甘みと消毒液、笹の葉、焦がした木

香りというより、味わいの幅が広く、口の中で展開していくウィスキー

オールドグランドダッドロードはこちら!ズームしていくとわかりますが、アメリカは広い!

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レビュー:ブラックニッカ クリア (CWシリーズ)

ブラックニッカ クリア(NIKKA BLACK Clear)を飲んだ。56点。

コンビニでよく見かけるウィスキーを真剣にレビューしようというCW(コンビニ・ウィスキー)シリーズ。実勢価格は300~500円程度の180mlの「」「TORYS」「ブラック クリア」の3つ。さて、第三段は『ブラッククリア』、その香味やいかに。

コンビニウィスキーたち。左から、トリス、ブラックニッカ、角。


【評価】
グラスに鼻を近づければ、焦がした穀物のうまみ、樽の甘み。ずっと嗅いでいたい“焦がし感”。
口に含めば、穏やかにして芳醇、軽く味わえるのに深い、モルト(麦芽)とグレーン(穀物)の饗宴。すっきりまろやかな鉄分。
ウィスキーの芳ばしさとは何かを知り、味わうためのウィスキー。

ブラックニッカ


※日本を代表するコンビニ・ウィスキーの双頭を張るのが「角」と「ブラック クリア」だが、その違いにも分かりやすく言及しておこう。味わうときの参考にしてもらえたら。

」の味のコンセプトは“受け入れられやすい甘み”、“ウィスキーの苦味の再現”といったところだろう。苦味のエッセンスが甘みを引き立てるようにデザインされている。「味の対象性」を利用した普遍的な組み合わせだ。
対して「ブラック クリア」は“穀物の焦がしの芳ばしさ”、“やや抑えた甘みによるクリア感”といったところ。口当たり、ノド越しの柔らかさと、後からの味わいの余韻が両立するようにデザインされている。「時間経過」を利用した普遍的な味の設計だ。

両方のウィスキーを上記の観点で飲み比べるのも楽しいかもしれない。
「味の対象性」と「時間経過」。安価なので手軽だ。

【Kawasaki Point】
56point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:ブラックニッカ クリア(NIKKA BLACK Clear)
地域:Japan, 日本
樽:Oak,  オーク
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル

このおじさんの正式なお名前は
「ニッカおじさん」ではなく「ローリー卿」だそうだ。


ニッカウィスキーのエンブレム(紋章)


芳ばしさとは何かを知り、味わうためのウィスキー。






レビュー:トリス エクストラ ウィスキー (CWシリーズ)

トリス エクストラ ウィスキー(TORYS Extra Whisky)を飲んだ。52点。

CWシリーズ、すなわちコンビニウィスキーを真剣にレビューしようというシリーズ。コンビニでよく見かける実勢価格は300~500円程度の180mlのボトルをテイスティングしていく。銘柄は、「」「TORYS」「ブラック クリア」の3つ。さて、第二段は『トリス』、その香味やいかに。

コンビにでもCMでもよく見かける。左からトリス、ブラッククリア、角。


【評価】
グラスに鼻を近づければ、甘く穏やかな麦。麦ジュース、花の蜜、バナナ、パイナップル、イチジク。
口に含めば、強め、一瞬でアルコールとともにパッと華やぐ。余韻にほんのわずかな樽の香り。
フルーティでクリア、何もないかと思いきや、意外に爪痕を残すウィスキー。

あの陽気なおじさん(アンクル・トリス)が笑っている

【Kawasaki Point】
52point

【基本データ】
銘柄:トリス エクストラ ウィスキー(TORYS Extra Whisky)
地域:Japan, 日本
樽:Oak,  オーク
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル


180mlのボトルはスリムだ

意外に爪痕を残すコンビニウィスキー