Ballantine's 12yo '70~80 (バランタイン12年熟成 特級表示)を飲んだ。89点。
おそらく70~80年代のボトルだろう、今回未開封のこのボトルを開けることにした。
かなり個性的で、キャップの部分がゴージャスなのだ。
特級表示のBallantine's12yo オールドゴージャス |
グラスから立ち上るのは、ミツバチの飛ぶ花畑。香りは生きている。木の板に擦り付けたハチミツ。リンゴ。おだやかで、とげのない酸味。
口に含めば、木の苦味を感じながらゆっくりと物語が始まる。暑い夏の日、秋の紅葉、落ち葉を踏みしめる、冬の窓辺、春の日の午後。モルトとグレーンの融合。オールドボトルだからこんなに融合しているのか、はたまた以前のバランタインはこうであったのか。
四季の思いをめぐらすに値する、その深みを湛えたウィスキー。
現行のバランタインは輪郭がハッキリしているが、このボトルは輪郭が曖昧だ。しかし香味の主張は決して曖昧でなく、バランスを保っている。
【Kawasaki Point】
89point
※この点数の意味は?
【基本データ】
銘柄:Ballantine's 12yo '70~80 (バランタイン12年熟成 特級表示)
地域:Islands, Highland, アイランズ、ハイランド など
樽:Oak, オーク
ボトル:Blended, ブレンデッド
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