Yuji Kawasaki レビュー:オクトモア エディション8.3 もはやなにを・・・ | そのウィスキーをもう一杯

レビュー:オクトモア エディション8.3 もはやなにを・・・

Octomore Edition 8.3(オクトモア エディション8.3)を飲んだ。85点。
(「.3」はアイラバーレイ、「.2」は免税店「.1」はスコティッシュバーレイ)

オクトモアといえば、世界最高の「煙臭い」ウィスキーだ。何をもって世界最高の煙、といっているかといえば、ピート香を表すフェノールの値が、世界最高なのだ(化学的に計測できる)。
ただし、このフェノール値が2倍になれば2倍煙臭く感じるか、といえばそうでもない。嗅覚は、ほかの香りの要素とのバランスがもたらす相対的な感覚だからだ。ある一要素だけ強くても、感じ方がそれに比例するとは限らない。

とはいえ、まるでウサイン・ボルトのように自らの世界最高記録を自らが更新し続けるこのウィスキー。フェノール値は年々高騰していく。煙臭くなっていることは間違いない。

さて、どのような香味なのか。

オクトモア8.3 美しい白い瓶

【評価】
その香りは、底知れぬ谷。静かでなにもないようにすら感じる。ほのかに香る、灰といぐさ。鼻がピリピリする。
口に含むと、液体が煙になって、一気に唾液と一緒になる。飲み込んだはずなのに、口腔に残り続ける煙。血液に取り込まれていくだろう。
もはやなにを飲んでいるのか。煙と一体となるためのウィスキー。

【Kawasaki Point】
85point

【基本データ】
銘柄:Octomore 8.3(オクトモア 8.3)
地域:Islay(アイラ島)
樽: Bourbon(バーボン)
ボトル:Distillery Bottle(オフィシャル・ボトル)




ブルイックラディのロゴ

61.2%の高めの度数

 

煙と一体となるためのウィスキー






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