レポート:余市蒸溜所への訪問3 ~糖化釜(とうかがま)編~

日本最北のウィスキー工場である余市蒸溜所のレポートの「その3」をお届けする。

今回は「糖化釜(とうかがま)」編だ。ウィスキーの原料である発芽した麦には「デンプン」と、「デンプンを分解して糖分にする酵素」が含まれているが、これを「糖化釜」と呼ばれるでっかい釜で、お湯をつかってぐるぐるかき混ぜると、酵素がデンプンを分解し、糖分いっぱいの麦ジュースが生まれる。実はこの“糖分いっぱいの麦ジュース”が、ウィスキーのアルコールの元となる。

ちなみになぜお湯でかき混ぜるか?麦の酵素はある一定の温度で働く(=デンプンを分解する)ようにできているからだ。それを発見した人の観察眼はすごい。


一口に麦芽といっても、いろんな種類があって
ピートを効かせたものやそうでないものや・・・

香りをかいでみますか? 
これが麦芽粉砕機でみごとに粉砕された麦芽。やわらかそう。


ここからの写真は、麦芽がパイプを通って処理されていく様子を追って、上の階から下の階に降りていく。縦に長い工場だ。

上から麦芽を入れて・・・

これが麦芽粉砕機。麦芽を粉々にする。

粉々になった麦芽が下に落ちて・・
(黄色と黒の線は床。上の階と下の階を横から撮影)

こちらの「麦芽ホッパー」にたまる

麦芽ホッパー(写真右上)から、粉砕された麦芽が送り出されて・・・
by 箕輪ウィスキーアンバサダー

下のパイプから送られるお湯と混ざって・・・

粉砕された麦芽(銅色パイプ)とお湯(銀色パイプ)が混ざり合って・・・

糖化釜(とうかがま)でひとつになる。大きい。

糖化釜のマドを開けていただく。
あたりには甘い香りが立ち込めている

甘い香りの立ち上る糖化釜の中を見てみよう

あれがぐるぐる回ってかき混ぜるんですね。
中には、大量の麦汁(ばくじゅう)

麦芽のデンプンと酵素が混ざり合い、糖分が生み出される

これらの工程は機械制御により管理。机には電卓。

これで比重をチェックし、麦汁の糖度を測っている

このようにして、アルコールの元となる「麦汁(麦ジュース)」は作られる。




さて、アルコールのもととなる麦ジュースができたので、次の工程は「発酵」だ。麦ジュースをアルコールにする。


発酵槽編」につづく。











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