Yuji Kawasaki レビュー:ボウモア2001 16yo シグナトリー 待っていた客船が・・・ | そのウィスキーをもう一杯

レビュー:ボウモア2001 16yo シグナトリー 待っていた客船が・・・

Bowmore 2001 16yo by Signatory Vintage(シグナトリー・ヴィンテージのボウモア2001 16年熟年)を飲んだ。88点。

このボトルは297本限定だったようだ。これは希少価値を出そうとして限定している、というよりも、ちょうどあるひと樽をリリースしようとして、それをボトルに詰めたら297本取れた、ということだ。16年熟成で56%の度数。

樽は「ホグスヘッド」と記載があるので、250Lの容量だとして、もし1滴のこさず瓶詰めしたら、700mlのボトルで357本ぐらいの計算になる。ただ、毎年ウィスキーは蒸発していくので、16年経ったら297本だったのだろう(毎年1%ちょっとの蒸発でそれぐらいの数字になる)。たまにはそういう数字の計算遊びもおもしろい。

さて、世界で297本のこのボトルの香味はどのようなものだろうか。

シグナトリー・ヴィンテージのボウモア2001年蒸留 16年熟成

【評価】
グラスをそっと鼻に近づける。柔らかく鼻を包み込む煙を感じる。続けて、フルーツバスケット。テーブルの上の、青リンゴ。50年以上前の古い本のページをめくる。
グラスをゆっくりと傾けて、そっと液体を舌の上に運ぶ。ここはどこか丘の上だろうか。窓から見下ろすと、晴れた海が広がっている。待っていた客船がそろそろ着く頃だ。このリンゴを持って出かけようか。
ジリジリと広がる期待感。静かに抱いていた熱い思いが、今こみ上げてくる。

【Kawasaki Point】
88point

【基本データ】
銘柄: Bowmore (ボウモア)
地域:Islay (アイラ島)
樽: Bourbon(バーボン)
ボトル:Signatory Vintage(ゴードン&マクファイル社)

2001年3月13日蒸留-2017年3月14日瓶詰

熟成した樽はホグスヘッド

煙の質は柔らかく、鼻をやさしく包み込むかのようだ。

晴れた海の潮、かすかなリンゴの香り







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