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レビュー:白州25年 森で出会った果実と・・・

白州25年熟成(HAKUSHU 25yo)を飲んだ。89点。
この白州25年は、白州ブランドの中で一番長熟のものだ。希少な原酒を使用しているだけあって、さすがにボトルのデザインも品がよい。
さてはて、その香味やいかに。

白州25年熟成

【評価】
グラスから香るのは、甘くすっきり、うっとりする森の香り。土の香り。風呂を沸かす薪の炎。レモンと白い花。光が降り注ぎ柔らかなふかふかの土を照らし、ゆったりとした散歩をしている。
グラスを傾け、そっと口に含めば、甘くとろけるようなイチゴとチョコレート、そしてイチジクが舌の上でねっとり展開するが、木の葉の渋みと森の土の香りを感じさせることで、まとまりを見せる。
森で出会った果実と、午後の幸せなひと時。

【Kawasaki Point】
89point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:白州25年熟成(HAKUSHU 25yo)
地域:山梨県 日本
樽:Oak, Bourbon, オーク、バーボン
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル

甘くすっきり、うっとりする森の香り


白州の和紙
森で出会った果実と、午後の幸せなひと時。


山梨県にある白州上流所の位置はココ。森に囲まれている。

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レビュー:白州シェリーカスク2012 まとまったシェリー

白州シェリーカスク 2012(HAKUSHU Sherry Cask 2012)を飲んだ。82点。
記憶になかったけれど、白州シェリーカスク 2013を飲んだときは87点で「午前十時の森林」と表現していた。「2012」と「2013」ではどのように香味が違うのだろうか?

白州シェリーカスク 2012

【評価】
グラスから立上る香りは、古くて使い込まれた小学校の机、夕刻に斜めのオレンジ色の陽が差す誰もいない教室、時刻に焦る。やや尖った酸味の強さが目立ち、甘いチョコレート。
口に含めば、割とまとまったシェリー。強く樽の主張を感じるが何重かの甘みがなんとかバランスを保つ。
甘ったるさと木の渋み、ややパンチが強いが、これなら「シェリーとは何か」の良い入門編になるかもしれない。

※2012はインパクトが強いわりにシェリーがまとまっているが、2013の方が白州独自の爽やかさとシェリーの深みがより高いレベルで調和していると感じた。

【Kawasaki Point】
82point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:白州シェリーカスク2012(Hakushu Sherry Cask 2012)
地域:山梨県 日本
樽:Oak, Sherry, オーク、シェリー
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル

やや尖った酸味の強さが目立ち、甘いチョコレート


何重かの甘み


ややパンチが強いが、
これなら「シェリーとは何か」の
良い入門編になるかもしれない

白州蒸留所の位置を地図で確かめてみて。

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カクテル:白州12年の粋な水割り OK Twist

ウィスキーを飲むならストレートを推奨している私だが(参考記事)、初めてウィスキーを飲むには、ウィスキーベースのカクテルが取っ掛かりやすいかもしれない。

今回紹介するのは、「白州の水割り」。

え、水割りってカクテル?と思うかもしれないけれど、水割りも、奥が深い。
その作り方ひとつで「すごいカクテル・・」となる。

オレンジピール(皮)をバーナーで炙って、香りを引き立て・・

叩いたミントの葉を乗せて、グラスをかぶせる



香りが移ったグラスに、白州12年を注ぐ・・・

軟水を注いで・・・
白州12年の水割り OK Twistの完成。


 【評価】
グラスに鼻をやれば、木の葉のうまみを感じる。乾燥したまつぼっくり。濡れた腐葉土。焼いたオレンジの苦味。
口に含めば、ほろ苦さを感じさせながら森の水、ごくっと飲み込めば、樽の木の香りをほわっと残す。第一印象からノドごしまで、苦味が温かく、爽やかにまとまりながらも、飲みごたえ充分。
都会的な苦味を加えた白州の水割りである。水割りだから、喉ごしまで愉しめる。

【Kawasaki Point】
-
(カクテルには点数をつけない)

【基本データ】
カクテル名:「白州の水割り OK Twist」
ベース銘柄:白州12年熟成 (HAKUSHU 12yo)
Bartender:小嶋修 (Osamu Kojima)

 ※今回のカクテルの名前は私がつけた。
単に「水割りです」と出されたが、勝手に、
「白州12年の水割り OK Twist (≒オサム・コジマ創作)」
と呼ぶことにした。


ウィスキーでカクテルを愉しむのも、また、良し。
そのウィスキーの魅力に気がついたなら、他のカクテルや、ぜひストレートでも味わってほしい。
きっとさらに愉しみが広がるだろう。

次回はよりクラシックなカクテルの「ニューヨーク」を取り上げる。女性ファンも多いお洒落なカクテルだ。お楽しみに。


レビュー:白州シェリーカスク2013 午前十時の森林のよう

白州シェリーカスク2013(Hakushu Sherry Cask 2013)を飲んだ。87点。
白州のシェリー樽のみを集めた限定のもので、この2月に全国で3,000本リリースされた。
バーで出会う人も多いはず。

【評価】
香りは、甘いナッツのチョコレート。バニラ。少しビターなココアパウダー。うっとりする本の世界にでも招き入れられたかのよう。ぶどうの枝の酸味と、海水浴のシュノーケルのゴム。
口に含めば、滑らかだが爽やかな主張。うっとりする本の世界から、午前十時の森林に連れてこられ、そのすっきりとした木漏れ日に目を覚ますかのよう。ウッディな後味でまとまる。
感覚のあちこちを刺激される広い幅のウィスキー。

【Kawasaki Point】
87point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:白州シェリーカスク2013(Hakushu Sherry Cask 2013)
地域:山梨県 日本
樽:Oak, Sherry, オーク、シェリー
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル


口に含めば、滑らかだが爽やかな主張。
うっとりする本の世界

午前十時の森林に連れてこられ
そのすっきりとした木漏れ日に目を覚ますかのよう


山梨県、南アルプスのふもとにある白州蒸留所を地図で確かめてみて。

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