レビュー:竹鶴12年 香りのバリエーション

竹鶴12年(TAKETSURU 12yo)を飲んだ。85点。
竹鶴は、ピュアモルトだ。

ちょっと解説。
“シングルモルト”は単一の蒸留所でつくられたウィスキー。“ピュアモルト”は、複数の蒸留所でつくられたモルトウィスキーをブレンドしたもの。ちなみに“ブレンデッドウィスキー”は、モルト(麦芽)だけでなく、他の穀物からつくるグレーンウィスキーを混ぜ合わせたもの。

竹鶴は、北海道は余市蒸留所と、宮城県は宮城峡蒸留所のウィスキーをブレンドしたもの。

竹鶴12年。最低でも12年以上熟成された
余市と宮城峡からできている。

【評価】
グラスに鼻を近づければ、あまいイチジク、杏子、竹墨、清涼感のあるハーブが木のお皿に盛られている。一筋、芯が通っているのに、堅苦しくならず華やかさをまとっている。おっと、少し飲んでごらんよ、と誘われる。
口に含めば、初夏の苔むす森の滝に打たれるかのよう。苔、花、岩、草。爽やかな香りたちがすっと通り過ぎていく。最後にもう一度思い出すかのように、同じ香りがリフレインする。
味の分かりやすさと、香りのバリエーションが素晴らしい一杯。

【Kawasaki Point】
85point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:竹鶴12年(TAKETSURU 12yo)
地域:Japan, 日本
樽:Oak, オーク
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル


ラベルには、少し見づらいけれど、
日本のウィスキーの父である竹鶴政孝の肖像が。


味の分かりやすさと、香りのバリエーションが素晴らしい一杯。





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