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Yuji Kawasaki そのウィスキーをもう一杯: Brand:TAKETSURU(竹鶴)

レビュー:竹鶴21年 ノンチルフィルタード 地球儀の丸みに・・・

竹鶴21年熟成ノンチルフィルタード(Taketsuru 21yo Non Chill Filtered)を飲んだ。86点。
ニッカ80周年のリリースボトルの一つ。「ノンチルフィルタード」とは、冷却濾過をしていないという意味。自然の樽で熟成させるウィスキーには、さまざまな成分が溶け込むが、たいていのウィスキーは製品の透明度を上げるために、瓶詰め前にウィスキーを冷却し、出てきた澱を取り除く。そのメリットはウィスキーを冷やしても沈殿物がでないことだが、デメリットは澱(=繊細な香り成分)をいくつか失ってしまうことだ。
だからわざわざ「ノンチルフィルタード」と書くのは、「澱が出ることもあるけど自然の香りを味わって」というアピールだ。

さて、この竹鶴21年の香味やいかに。

竹鶴21年熟成 Non-Chill

【評価】
グラスに鼻を近づければ、杏(あんず)、複雑な香ばしさ。うっすらと煙をたいて。イチゴなどのベリー系を彷彿。
口に含めば、スカッとした爽やかさとともに、重厚だがやわらかいフレーバー。地球儀の丸みに感心しながらくるくるまわすような。どっしりとした重たい地球儀。だがとても滑らかに回る。
歴史の授業のノスタルジー。

【Kawasaki Point】
86point

【基本データ】
銘柄:竹鶴21年熟成ノンチルフィルタード(Taketsuru 21yo Non Chill Filtered)
地域:Japan, 日本
樽:Oak, オーク
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル

Pure Maltとあるのは、
Malt(麦)から作られたウィスキー100%という意味。

80周年記念ボトル
ニッカはジャパニーズウィスキーの父が創業した会社である

自らの名を冠したウィスキーが出ようとは・・・
今日をジャパニーズ・ウィスキーの父はどのように眺めるだろう

杏(あんず)、複雑な香ばしさ。

どっしりとした重たい地球儀。だがとても滑らかに回る。




Yuji Kawasaki そのウィスキーをもう一杯: Brand:TAKETSURU(竹鶴)

レビュー:竹鶴 シェリーウッドフィニッシュ 浅いシェリー

竹鶴シェリーウッドフィニッシュ(TAKETSURU SHERRY WOOD FINISH)を飲んだ。68点。
この竹鶴は、ノンエイジの竹鶴が販売された記念で発表された限定品だ。その香味やいかに。

竹鶴 シェリー・ウッド・フィニッシュ

【評価】
香りは、浅いシェリー。若さが目立つ。
口に含めば、先ほどの香りからは意外としっかりしたシェリー。後味が続かない。
悪いえぐみはないが、面白みに欠けるウィスキー。

竹鶴ノンエイジが健闘しただけに、ちょっと残念。

【Kawasaki Point】
68point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:竹鶴シェリーウッドフィニッシュ(TAKETSURU SHERRY WOOD FINISH)
地域:Japan, 日本
樽:Oak, Sherry, オーク、シェリー
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル








Yuji Kawasaki そのウィスキーをもう一杯: Brand:TAKETSURU(竹鶴)

レビュー:竹鶴(ノンエイジ) しっかりと向き合うことの・・・

竹鶴(TAKETSURU)を飲んだ。88点。
この竹鶴は年数表記のない、いわゆる「ノンエイジ」と呼ばれるものだ。ウィスキー需要の高まりを受けた世界的な流れで、「○年熟成」という「年数しばり」を取って発売するウィスキーが増えている。十数年熟成させてから出荷、というなんとも効率の悪いところがウィスキーの人間くさい魅力なのだが、世界のニーズとビジネスを思えば、仕方ないところもあるだろう。いずれにせよ変化そのものにいいも悪いもない。
さて、竹鶴の香味やいかに。

竹鶴 ノンエイジ

【評価】
グラスから立上るのは、しっとりとした甘い香り、尖った若さもある。焦がした焚火の跡、すっきりとした小川の小石。森でのキャンプ。
口に含めば、さらさらと小川が流れる。かすかにイチゴの甘みを漂わせ、さわやかで熱い後味。
しっかりと向き合うことのできるバランスの良いウィスキー。

【Kawasaki Point】
88point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:竹鶴(TAKETSURU)
地域:Japan, 日本
樽:Oak, オーク
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル

金字を使いながらあまりいやらしくならないのは
書のバランスの良さとデザイナーの力だろう

創業者竹鶴政孝の肖像はお決まり
ジャパニーズウィスキーの父




人間が年齢で判断できないように
ノンエイジたりとて侮れない一杯




Yuji Kawasaki そのウィスキーをもう一杯: Brand:TAKETSURU(竹鶴)

レビュー:竹鶴25年 上品な温かさ

竹鶴25年(TAKETSURU 25yo)を飲んだ。88点。
ニッカが会社の創業者にしてジャパニーズウィスキーの父である竹鶴の名前を冠して世に放つシリ
ーズの、25年は限定品である。

竹鶴25年

【評価】
グラスに鼻を近づければ、竹炭、焚き火で焦がしたプラムから果汁が溢れて甘い香りをあたりに漂わせる、夏の夜の森、かと思えば雪の上に赤い花びらを散らばせて、その香りを嗅いだようなシャープさもある。
口に含めば、新雪の中を歩いて進む、暖かい家の木の椅子に座ることを想いながら、その家にはストーブがあるだろう。上品な艶のある使い込まれた木の椅子に腰掛けリラックスすれば、横でリンゴをむいてくれる祖母がいる。本棚、キルティング、木の床。
上品な温かさとは何かを教えてくれるウィスキー。

【Kawasaki Point】
88point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:竹鶴25年(TAKETSURU 25yo)
地域:Japan, 日本
樽:Oak, オーク
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル

ピュアモルトとは、ブレンデッドモルトのことで、
モルトウィスキーのみをブレンドしたウィスキーを指す

焚き火で焦がしたプラムから果汁が・・・

ボトルに直接金字

雪の上に赤い花びらを散らばせて

上品な温かさとは何かを教えてくれるウィスキー



Yuji Kawasaki そのウィスキーをもう一杯: Brand:TAKETSURU(竹鶴)

レビュー:竹鶴21年 少し不思議な物語を・・・

竹鶴21年(TAKETSURU 21yo)を飲んだ。88点。
海外での受賞暦のわりに国内ではまだまだ知名度の低いウィスキーといえるだろう。

「ピュアモルト」の代名詞。竹鶴


【評価】
グラスに鼻を近づければ、その香りは強く主張しない。おだやかで上品な香りが横たわる。その香りに手を伸ばせば、感じられる酸味、い草の香り。オレンジの白皮、スモークしたイチジク。
口に含めば、おだやかでふくよか。森の洞窟に入り、見上げればかなり高い頭上の岩の間から、光が注いでいる。湿った空気の漂う洞窟内の、水滴の音に耳をすませる。足元をみると、なぜこんなところに木の舟が。かなりボロボロである。くたびれた木の香り。長く愉しめる余韻。舌の中心にほのかに甘みを残す。
おだやかで少し不思議な物語を飲んでいるかのよう。

【Kawasaki Point】
88point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:竹鶴21年(TAKETSURU 21yo)
地域:Japan, 日本
樽:Oak, オーク
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル


12年、17年、そして21年


い草の香り。オレンジの白皮、スモークしたイチジク。

おだやかで少し不思議な物語を飲んでいるかのよう



Yuji Kawasaki そのウィスキーをもう一杯: Brand:TAKETSURU(竹鶴)

レビュー:竹鶴17年 水彩の風景画のような・・

竹鶴17年(TAKETSURU 17yo)を飲んだ。88点。

竹鶴というのは、山崎蒸留所の初代工場長で、ニッカウィスキーの創設者の竹鶴政孝(たけつるまさたか)のこと。ジャパニーズウィスキーの父と呼ばれている。その竹鶴の作ったふたつの蒸留所(余市、宮城峡)のウィスキーをブレンドしたのが「竹鶴」というピュアモルトだ。
(ピュアモルトが何であるかについては竹鶴12年のレビューに書いた)

ジャパニーズウィスキーの父「竹鶴」の名を冠したウィスキー


【評価】
グラスに鼻を近づければ、甘い樽の香り。甘さの向こう、もわっとした煙を抜けて、スイカ、イチジク、ざら目の砂糖。深みを感じる香りを放つ。無骨で、仕事にまじめな男が目の前に立って、まっすぐこっちを見つめているかのような印象を受ける。
口に含めば、山間を走るSLに乗って、風を感じているかのよう。煙と、山の木をたしかに感じるが、しかし風が吹き抜けているのでしつこくならず。足元の木の床、リズミカルになる金属の音、近くの座席の誰かの塩むすびの香り。
ここにあるのはノスタルジー、水彩の風景画。素朴だが情緒豊かなウィスキー。

【Kawasaki Point】
88point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:竹鶴17年(TAKETSURU 17yo)
地域:Japan, 日本
樽:Oak, オーク
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル


山間を走るSLに乗って、風を感じているかのよう。

ノスタルジー、水彩の風景画。素朴だが情緒豊かなウィスキー。


Yuji Kawasaki そのウィスキーをもう一杯: Brand:TAKETSURU(竹鶴)

レビュー:竹鶴12年 香りのバリエーション

竹鶴12年(TAKETSURU 12yo)を飲んだ。85点。
竹鶴は、ピュアモルトだ。

ちょっと解説。
“シングルモルト”は単一の蒸留所でつくられたウィスキー。“ピュアモルト”は、複数の蒸留所でつくられたモルトウィスキーをブレンドしたもの。ちなみに“ブレンデッドウィスキー”は、モルト(麦芽)だけでなく、他の穀物からつくるグレーンウィスキーを混ぜ合わせたもの。

竹鶴は、北海道は余市蒸留所と、宮城県は宮城峡蒸留所のウィスキーをブレンドしたもの。

竹鶴12年。最低でも12年以上熟成された
余市と宮城峡からできている。

【評価】
グラスに鼻を近づければ、あまいイチジク、杏子、竹墨、清涼感のあるハーブが木のお皿に盛られている。一筋、芯が通っているのに、堅苦しくならず華やかさをまとっている。おっと、少し飲んでごらんよ、と誘われる。
口に含めば、初夏の苔むす森の滝に打たれるかのよう。苔、花、岩、草。爽やかな香りたちがすっと通り過ぎていく。最後にもう一度思い出すかのように、同じ香りがリフレインする。
味の分かりやすさと、香りのバリエーションが素晴らしい一杯。

【Kawasaki Point】
85point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:竹鶴12年(TAKETSURU 12yo)
地域:Japan, 日本
樽:Oak, オーク
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル


ラベルには、少し見づらいけれど、
日本のウィスキーの父である竹鶴政孝の肖像が。


味の分かりやすさと、香りのバリエーションが素晴らしい一杯。