レビュー:ジョニーウォーカー グリーンラベル 濃厚な香り体験

JOHNNIE WALKER GREEN LABEL 15yo (ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年熟成)を飲んだ。89点。
このグリーンラベルは15年以上熟成のモルトウィスキーだけをブレンドしたものだが、もう新規で発売されない(すでにほとんど流通していない)。ジョニーウォーカーのラインナップが刷新され、「ゴールド」が新しく発表されている。
グリーンラベルにブレンドされているモルトウィスキーは主に4つとされている。パワー(力)にタリスカー、フィネッス(繊細な技巧)にリンクウッド、ハート(核)にクラガンモア、そしてミステリー(神秘)にカリラ、という構成だ。もちろん実際には他にも数十種類のモルトウィスキーをブレンドしているはずだが、その微妙な調整作業を想うとき、ブレンダーはどんな完成系のイメージを持ってこの酒を作ったのかということに驚嘆せずにはいられない。

さてはて、その香味はいかに。

今はもうないジョニー・ウォーカー グリーンラベル

【評価】
グラスから立ち上るのは、煙の中に漂うアップル、麦の穏やかさ、レモン。黒胡椒。濃厚でギュッと詰まっている感じ。
口に含めば、ライトな苦味が、アプリコットとはじけ、あとに上がってくる苦味が大人の香り。夏の果実を味わっているようでもあり、海のそばに止めた車に腰掛けているようでもある。
濃厚で緻密な香りの体験として完成された味。

【Kawasaki Point】
89point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:JOHNNIE WALKER GREEN LABEL 15yo (ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年熟成)
地域:Highland, Island, Islay, ハイランド、アイランド、アイラ
樽: Oak, オーク
ボトル:JOHNNIE WALKER(ジョニー・ウォーカー)


1820操業


四角いボトルに斜め24°で貼られたラベル

ウォーカー(歩く人)のブランドイメージを支える、
ストライディングマン(闊歩する紳士)
 

濃厚で緻密な香りの体験として完成された味



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