レビュー:アードベッグ ガリレオ 宇宙熟成記念ボトル

アードベッグ ガリレオ(ARDBEG GALILEO)を飲んだ。86点。
アードベッグがNASAのプロジェクトに協力したことがきっかけの、限定ボトル。だから名前が「ガリレオ」。別にこのウィスキーが宇宙で熟成されたわけじゃないが、そういう実験はしていて、「宇宙での熟成」がテーマらしい。そしてその実験にアードベッグの原酒が使われているとのこと。
尚、ウィスキー・マガジン社主宰のWWA(ワールド・ウィスキー・アワード)の2013年の、「ワールド・ベスト・シングルモルトウイスキー」に選ばれている。

名前が「ガリレオ」で、宇宙にウィスキーを送り出した記念ボトル・・・それだけ聞くと、敬遠しがちだが、さすがはラムズデン博士(アードベッグの責任者)。しっかりと仕上げてくる。
一瞬で売り切れたので、ほとんどの酒屋さんで今はもう在庫切れのはずだ。この3月に発表された2013のWWAの受賞ニュースの後でこのボトルが残っているバーがあれば、そこそこ貴重かもしれない。

アイラ島から飛び立っている・・

【評価】
グラスに鼻を近づければ、香りの高音部分のなめらかさと、花の蜜、海の潮。低音部分には、木の素朴さがある。香りだけでうっとりしすぎず、「飲んでみなよ」と誘われる感じ。
グラスを傾け唇から少量、流し込めば、口の中でピートが暴れるが、花の蜜がそれを覆う。花の蜜はピートを覆いはするが、密着はしない。その後味は美しく、ピートと蜜がそれぞれのメロディで、まるで対位法のように奏でられる。
煙の奥のアルコールが美しさをまとったウィスキーである。

【Kawasaki Point】
86point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:アードベッグ ガリレオ(ARDBEG GALILEO)
地域:ISLAY, アイラ島
樽:Oak, Burbon, Marsala Wine,  オーク、バーボン樽、マルサラワイン樽
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル



ワンちゃんも宇宙へ!
このあたりのユーモアが効いている

銀の箔押しのGALILEO(ガリレオ)

ゴールドに輝く色


宇宙に旅立った世界初のウィスキーをつくった蒸留所といえば?もちろん答えはアードベッグ。
そのアードベッグ蒸留所の位置を地図で確認してみて。

大きな地図で見る


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