GLENMORANGIE EALANTA 1993 19yo(グレンモーレンジ エランタ 1993 19年熟成)を飲んだ。97点。
最近、実験的なボトルを多くリリースしているグレンモーレンジ(by ビル・ラムズエン博士)。この「エランタ」は、アメリカンホワイトオークの新樽で作られたようだ。「エランタ」とは、ゲール語で「匠の技」を意味するらしいが、果たしてどのような香味なのか。
グレンモーレンジ エランタ |
【評価】
グラスから立ち上る香りをかげば、甘い花の蜜のようなトップノート、その奥に潜むのは日に焼けて艶の出た木のテーブル、墨汁。繊細な香りの美と、細い(しかし決して華奢ではない)しっかりとした構造。まるで桂離宮のような。
口に含めば、甘くてソフトな舌触りとふわっと広がる香り。木の渋みもしっかりと味わわせつつも、全体として毛の長い猫を撫でているようなふうわりとした心地。甘く、上品なバランスを保ちながら長く続く余韻。強い余韻だから長く続くのではなく、曲芸のようにバランスを保ちつづける。
まるで貴重な石を用いて、慎重につくられた工芸品のようなウィスキー。気品が漂っている。
【Kawasaki Point】
97point
【基本データ】
銘柄:GLENMORANGIE EALANTA 1993 19yo(グレンモーレンジ エランタ 1993 19年熟成)
地域:Highland, ハイランド
樽:American White Oak, アメリカンホワイトオーク(新樽)
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル
その香りは、まるで桂離宮のような構造美 |
匠の技、エランタ |
モーレンジのロゴ |
アメリカンホワイトオークは、マークトウェインの森から |
貴重な石を用いて、慎重につくられた工芸品のような |
スペル違いますので、報告をば。
返信削除ありがとうございます。どこの箇所でしょうか。
削除ELANTAの部分ではないでしょうか
削除あ!恥ずかしながら、気が付きませんでした。
削除EALANTAであるべきところが、ELANTAになっていました。
修正いたしました。ありがとうございます。