あのドキドキをもう一度
もし、あなたがこれまでバーでウィスキーを頼んだことがなければ、下記の記事が参考になる。もし、あなたが経験豊富な人なら、下記の記事は、はじめてのドキドキ感を思い出させてくれるだろう。この記事は長めなので前後編に分かれている。この記事は前編。
Q. どのバーに行ったらいいですか?
一番最初に悩むのは、やはり店だろう。バー選びでは2つの方法がある。バー選びその1: 信頼できる人に連れて行ってもらう
やはり先達というのはありがたいもので、初めての店に入るときに、誰かに連れて行ってもらうのが一番安心できる。もちろんゲストとして扱ってもらえるし、頼み方から、価格まで、分かった人が隣に居るのはその人の見よう見まねができ、大変に心強いものだ。バー選びその2: インターネットで検索しておく
バーの重たい扉を開けなくとも、検索すればいい。おすすめの検索方法は、「ウィスキー バー ○○(地名)」での検索だ。お店のHPから、誰かのレビューまでさまざま引っかかる。そのバーの大体の価格帯、営業時間や、定休日などの情報は必須だ。また、気に入ればリピーターになるかもしれないので、できるかぎりウィスキーに力を入れていそうなバーを探り当てよう。ちなみに「ここで異性を口説いてください」という感じのムーディーな色付き照明の空間のところは、たいていがお酒よりもおしゃべりのための場だ。もし自分ひとりで行っても、静かに座って飲む姿が想像できるインテリアのバーを選ぶと良い。
尚、バーは予約してもしなくても良いが、ほとんどその必要はない。バーに行列はできない。入れなければ、また今度。無駄足を避けるために、行く直前に席が空いているかどうか確認の電話をするといい。
Q. お店に着きました。どのウィスキーを選んだらいいですか?
ご注文は?と言われたとき、なんと言えばよいのだろう。ウィスキーを飲みたいのは確かなのだけど・・。また、お店によってメニューがあったり、なかったり。どうすればよいだろうか。
注文するウィスキーの銘柄選びその1: 決まった銘柄を注文する
すでに決めている銘柄があるなら、「○○はありますか」と頼んでみよう。できれば年数も告げよう。「○○の○年をください」と。もしかしたらそのバーにはその銘柄は置いていないかもしれない。銘柄はあっても、思う年数のものはないかもしれない。おそらくバーテンダーの方は「こういうものならあります」と代替案を提示してくれるはずだ。嫌いな銘柄でない限り、従ってみよう。
注文するウィスキーの銘柄選びその2: バーテンダーさんに相談する
もし銘柄が分からなくても、あせる事はない。およそ地球上のほとんどの人間は、ウィスキーの銘柄なんて知らない。ウィスキーの銘柄なんて、知っているほうが圧倒的に少数派だ。知らなくて当然の顔をしていればいいのだ。
「なにかウィスキーを飲みたいんですが、よく知らないんです。なにがオススメでしょうか?」のひと言で充分だ。もしこのひと言で、困った顔をするようなバーテンダーなら、その場で帰っても良い。まぁ席に座った以上、一杯だけ付き合ってあげるのも良し。ただ、ほとんどのバーテンダーは「わかりました。こういうのはいかがですか?」とか「最初でしたらこういったものは?」などと聞いてくれるだろう。デキるバーテンダーなら、他のお酒や料理などを引き合いに出してあなたの好みを探ろうとするだろう。心からウィスキーが好きなバーテンダーなら「ウィスキーファンをひとり増やせるかもしれない!」と目の奥が輝いているはずだ。いずれにせよ、「私は初心者です」と腹を割り、バーテンダーさんとコミュニケーションをとることが肝要だ。もちろん、その際に、あなたの好みに関するできる限りの情報を提供しよう。
一杯いくら?
最初に「初心者です」と腹を割れば、高いものを薦められることはない。ただ、気をつけておかないと、候補の中から、自分で高いものを選んでしまう場合がある。目安となるのは年数だ。一般的に長熟のウィスキーは価格が高い。12年までのものにしよう。幅があるので何ともいえないが、1杯あたり800~2000円だろう。値段を聞くのは野暮じゃない。堂々と「これだと1杯いくらですか?」と聞けばよい。返ってきた答えがもし予算内なら「ではそれをください」と頼もう。前編はここまで。気になる飲み方や、飲んでいる最中、立ち去り方など、後編は後日UPする。
ウィスキー初心者が初めてバーで注文するとき、知っておきたいこと(後編)
今までバーには入ったことがありませんでしたが初心者の注文の仕方を読んで行ってみたくなりました 大変参考になりました ありがとうございます
返信削除お読みいただきありがとうございます。ご参考になったとのこと、大変嬉しいです。
削除素敵なバーと出会われますように。
安いウィスキーくださいとか
返信削除安いウィスキーはどれですかねって聞いたら失礼ですかね
お金あんまりない人はどうしたら良いですかね
コメントありがとうございます。
削除まったく失礼ではありません。ただ、安いといっても幅がありますから、具体的に「予算がいくらぐらいなんです。2杯飲みたいです」や「予算いくらの中でできるだけたくさんの種類のウィスキーを試したみたいんです」などと、バーテンダーの方に相談なさるのがよろしいと思います。私もそのように告げることがよくあります。(ちなみに値段の確認がスマートにさらっとできるバーテンダーの方はとても良いですね)